テキスタイルネット展 グリッチニット発表!

4月3日~4日の2日間、原宿・ラフォーレミュージアムにて、「テキスタイルネット」の出展企業を中心とした繊維関連企業約30社の合同展示会「テキスタイルネット展 2013-14秋冬」で、現在取り組んでいるプロジェクト「ニッティングマシーン・ハックとグリッチニット実験公開」を発表しました。

そもそも「ニッティングマシーン・ハックとグリッチニット」ってなんぞや?と思われる方のために…

http://glitchknit.tumblr.com/

そもそものはじまりは、ファッションは更新できるのか?会議(※1)の面々とお知り合いになり、ヌケメさん(※2)を紹介されたところから、でした。
このプロジェクトは、ファ更会議の”実装”として、会議が終わったいまも継続しています。

ファッションクリエイターのヌケメさんの「編み機をハックしてグリッチニットをつくる!」という夢に向かって現在、活動しています。メンバー構成は、よしだともふみさん(※3)が編み機本体のハックを、菅野創さん(※4)がソフトウェアを担当しています。
FabLabShibuyaは何をしているかというと、このプロジェクトの創作場を提供、そして完成後は、このマシンが誰でも使えるように管理運営をします。
つまり、このプロジェクトはFabLabShibuyaの骨太化計画でもあるのです。

FabLabShibuyaがこのプロジェクトをしている理由は、いわゆるFabLab標準機材(推奨機材)である3Dプリンタやレーザーカッター、最新の機材だけでなく、生産中止などで手に入りづらい機材をFabLab渋谷で管理・運用することで、つくりたいものの幅を広げられると考えています。
たくさんのユーザーに使ってもらうことで、機材を通したコミュニティ展開が期待できます。

今後もこのグリッチニットの活動を継続的にココでご報告しますので、ご期待くさだい!

※1)ファッションは更新できるのか?会議
NPO法人ドリフターズ・インターナショナル、美術・映像・音楽・デザイン・パフォーミングアーツ・アートプロェクトジェクトのクリエイティブな活動を支援する法律家NPO団体Arts and Law有志メンバーが企画し、水野大二郎(ファッション批評誌Fashionista責任編集/FabLab Japanメンバー)をモデレーターに進める、「ファッションは更新できるのか?」について議論し合う全7回のセミクローズド会議です。会議の議事録は、ZINEにまとめられ春以降に発売される予定です。

※2)ヌケメ
08年より辺口芳典氏の作品提供を受け、”ヌケメ”名義でブランド活動を開始。それを機に自身もヌケメを名乗るようになる。服を根本的なメディアとし、手触りのあるコミュニケーションツールと考える。11年より「グリッチ刺繍」シリーズの制作を開始、同作品が第16回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門審査委員会推薦作品に選出される。12年よりデジタルプリントと食品サンプルを合わせたブランド「TANUKI」をWEBディレクターのドリタと立ち上げる。

※3)よしだともふみ
群馬県生まれ。アーティスト。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修了。インタラクティブ技術を応用した作品制作を続けている。2008年、テクノ手芸部を結成。

※4)菅野創
アーティスト。電子回路やプログラミングを用いて、複数のテクノロジーの特性を結びつけることにより新たな表現を生むことを目指し作品を制作している。作品を用いてのライブや、キット化、ワークショップも行っている。

2013-04-12 | Posted in blog, EventsNo Comments » 

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