Fabミニ四駆に参加しました

スタッフの山内です。品川にあるクリエイティブラウンジで、FABRICATORをしています。

4月29日(水)、Fabミニ四駆カップ2015 SPRINGに参加しました!今日は、そのレポートを。
Fabミニ四駆カップについては、こちら

1

持参したマシンがこちら!

2

製作に使ったデジタル機材は、3Dプリンターとレーザーカッターの2種類です。

3

このボディ、3Dプリンターの凄いやつ(ストラタシスObjet260)で造形しています。
ホイール部分も同じ機材で出力しており、9本のスポークを渦巻き状に配置し、「マシンの衝撃を吸収してくれる」という想定でデザインしました。どちらも3Dプリンターでないと造形が難しい形です。

マシンのバンパー、ローラー、タイヤにはレーザーカッターを!実は素材にこだわりがあり、ただのプラスチックではありません。POMと呼ばれる、折り曲げても割れない、摩擦力が少ない、という凄いやつです。

よく使われるアクリル樹脂ですが、衝撃を加えると割れやすいのです。そこでPOMを選んだのですが、“衝撃に強い”という素材は他にもあり、ABSやポリカーボネートなどいろいろ調べて加工すると面白い発見があります。

試しにPOMをレーザーカッターで加工しました。

4

なんと、加工を工夫すればこんな小さな部品も数秒で製作できちゃいます!

あともう一つ。このタイヤのオレンジ色。どこかで見た事がありませんか?実はスタンプに使われるゴムをレーザーカッターで加工しました。
余談ですが、作るのが難しいと思われがちなオリジナルスタンプも、レーザーカッターを使えば数分で作れちゃいます。

では、大会レポートを!
お昼から和やかなムードでたくさんの人が集まりました。

5

本番で走ることになったのが下にすこし見えるこのコース。なんと、600mmの高低差があります…試走の段階で、たくさんのマシンが空を舞っていました(笑)

6

今回初参戦だったのですが、皆さんのレベルの高さに驚愕!納得の”妖怪大戦争”状態!!

7

写真以外にもたくさんのマシンがあり、大変な賑わいでした。皆さんの工夫が至る所にあり、大変勉強になりました!

結果は・・・

タイヤ破損!
一回戦敗退。

8

位置エネルギー強し…。ジャンプ後の着地までは良かったものの、600mmの高低差に1mmのスポークは勝てませんでした。

1から作るのではなく、既存の製品(板バネとか)と3Dプリンター、レーザーカッターを組み合わせれば、強度もなんとかなったのかもしれません。

優勝にはかすりもしませんでしたが、次回こそは!と思わせてくれる楽しい大会でした。

次回こそは!!

(YAMAUCHI, Kenji)

2015-05-25 | Posted in blog, ReportNo Comments » 

関連記事

Comment





Comment