コペルニクテクノロジー研究会 trial#1

Kopernik_01

途上国向けテクノロジーと使用者と支援者をマッチングする「コペルニク」と、デジタル工作機械を中心とした地域工房「ファブラボ渋谷」がタッグを組み、途上国向けテクノロジーの「改良/解決」をテーマにした研究会を始めます。

コペルニクが途上国の現場で活動を行う際に、その社会課題解決に相応しいテクノロジーが見つからない、またはあったとしても品質やデザイン上の問題から使用に適さない場合があります。そこで、既存のテクノロジーを理解し、その改良/解決策をプロトタイピングします。この研究会で出てきたアイディアは、できる限り現地で実証し、課題の解決を目標にしています。

初回は、「カシューナッツ殻割り機」。
15日の研究会では実機を実演しながら、コペルニク代表中村俊裕さんより課題のダウンロードをいただきます。
ダウンロードされる課題を基に、ファブラボ渋谷の環境を使いながら、改善策をプロトタイピングします。

■コペルニクとは、
「生活に役立つシンプルな製品を、途上国の最貧困層の人々へ届け、生活向上と自立を支援する」というミッションのもと活動を展開。ウェブ上で、個人や企業の寄付者と途上国の活動団体、製品製造者の3者をつなぎ、途上国の遠隔地に暮らす人々が最も必要としているソーラーライトや浄水器などの製品を届けている。設立から5年で、24カ国150件以上のプロジェクトを行い、30万人以上の人々に製品を普及。扱う製品は90種類以上で活動分野は、エネルギー・水・衛生・教育・農業・保健・情報通信と多岐にわたる。また途上国でのビジネスを目指す企業へのアドバイザリー・サービスも行う。
公式ウェブサイト:http://ja.kopernik.ngo/

■小話
ファブラボ渋谷代表の梅澤がファブラボの世界に入ったきっかけが、コペルニクです。建機メーカー設計部でエンジニアをしていた頃、「テクノロジーを必要としている人がいる。だが、届いていない。」という話を聞き、衝撃を受けました。全く知らない世界のことではありましたが、エンジニアとしていつか自分も関わりたいと、活動場所を探すようになりました。そんな中とある関連イベントの中で、途上国/先進国の両極に広がるものづくりネットワーク”FabLab”の存在を知りました。ファブラボの仕組みを活用することで、コペルニクで扱うようなテクノロジーの創出ができるのではないかと、ファブラボ渋谷を立ち上げる動機へと繋がっていきました。

日時 12月15日(火)19:00から21:00頃まで
場所 ファブラボ渋谷
参加費 無料

■申し込み方法
次のリンクより、必要事項を記入の上お申し込み下さい。
http://goo.gl/forms/Q8oeOobQMS
応募締切:12月13日(日)15時
定員:10名
※応募者多数の場合抽選とさせていただきます。
※抽選結果は12月14日(月)15時までにメールにてお送りさせていただきます。

■参考リンク
コペルニクオフィシャルサイト
http://ja.kopernik.ngo/

「国連を辞めてまで、僕がNPOを立ち上げたワケ」ダイヤモンドオンライン
http://diamond.jp/articles/-/17015

2015-12-04 | Posted in blog, ProjectNo Comments » 

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