ミマキ3Dプリンタを見学してきました。
最近うっすらと噂を耳にすることの多くなった「ミマキ」のフルカラー3Dプリンター。今回、貴重なお時間頂戴し、出力サンプルを見せていただく機会をいただきました。
ミマキと言ったらUVプリンターの馴染みが深い私たち。デジタル加工工房&Fabを始めとして、いくつかのスペースでミマキのUVプリンター用いたサービスを展開しています。ちなみに、ファブラボ渋谷にUVプリンターノウハウを仕込んでくれているのは、Happy Printersの皆さんですよ。今回は、Happy杉原さんと、いろいろとご縁のあるカブクの皆さんと一緒に、大崎にあるミマキショールームにお邪魔しました。他の機材にも心惹かれますが、今回は3Dプリンターに関してお話を伺います。
さっそくサンプルを見せていただきます!テーブルいっぱいに造形物が広げられます。たくさんありがとうございます。
まずは、色表現。
キレイな発色だと感じました!WEBサイトに書かれているフレーズを引用すると「世界初の1,000万色以上のフルカラー造形を実現」されたそうです。カラーデータ(テクスチャデータ)の作成方法は、パーツごとの色指定ではなく造形物に対してシームレスな色情報をあてる方法とのこと。テクスチャデータには、Adobe IllustratorやPhotoshopのデータをそのまま使うことができます。この辺り、UVプリンターなどで培われたミマキの技術が結集していることを感じさせます。
造形のベースも、透明/半透明/着色と調整できるようです。
続いて造形の細かさ。分かりますか?翼が薄い!そして、透けている。わぉ。(スケール忘れた…)
赤カブ(1マス5mm)
…の葉っぱ。
食品サンプルさながらの野菜の出来映え。葉が透けている。
骨格が細かいところまでキレイに出力されています。なお、この造形サイズは約25x15x10(mm)なので、造形金額目安は21,000円とのこと。造形金額は、3辺の合計で決まる(決めている)ようです。最大は629mmで、1,505,000円!ぜひこの大きさでも造形物を眺めてみたいと思いますが、造形依頼を誰かがしてくれるのを待つことにします。カブクさんのほうをチラッと…。
さて続いて、造形サイズです。
驚きのこのサイズ!小さい…。けどしっかりスケールダウンされている…。スゴイ。
ガオー!
逃げろ…。
という冗談はさておき、、、細かい表現がしっかりされていることがよく分かると思います。ピンセットで触りたくなるほどの小ささです。
皆の質問が止まりません!だいぶ興奮しています。
2016年秋の発売に向けて調整が続いている中、貴重なお時間をありがとうございます!これからの展開がとても楽しみです。なお、既にオンラインでの出力サービスが先行スタートしています!ぜひご活用下さい。詳細は、ミマキ3Dプリンターのオフィシャルサイトへどうぞ。
関連WEBサイト:
ミマキ特設オフィシャルサイト
http://www.mimaki.co.jp/special/3d_print/
ミマキエンジニアリング、フルカラー3Dプリンタ事業に参入
https://fabcross.jp/news/2015/05/20150522_mimaki_3dprinter.html
※ ミマキエンジニアリング,カブク,Happy Printers校正済
(梅澤)