【Day1】TEDxDiliに向けて
こんにちは、FabLabShibuyaの井上です。
昨年夏のFab11(アメリカ)参加、秋にはDoittでの講演(台湾)と、海外を周ることが増えてきました。今回はTEDxDiliに参加するため、東ティモールへ。
さて、おそらく多くの日本の方と同様、東ティモールといってもなかなかイメージがわきません。
10年ほど前にニュースで、独立後の混乱の様子をニュース越しに見た記憶があるくらいです。
今回はそんな東ティモールの中心地、ディリで開催される「TEDxDili」の席で、3Dプリンターとイノベーションについて語ってほしいということでやってきました。現地の方々で3Dプリンターを見たことがある人はほとんどいないそうで、そうした新しい技術を使うことで、新しいものづくりのアプローチを伝えるのが今回のミッションだと捉えています。
とはいいつつも、トランジットで滞在したデンパサール(バリ島)の夜を歩いて改めて認識しましたが、生活様式が全く異なる相手に伝わる言葉とはどんなものなのか考えます。3Dプリンターについては普段から当たり前のように使っているし、その背景や効果について語ることはできます。そうした僕という日本人にとっての日常をトップダウン的に伝えることには違和感を感じるし、どうすれば「遠い世界の出来事」としてではなく、新しい「気づき」として捉えてもらえるか。
というわけで、今回の講演では3Dプリンターやイノベーションを軸としながらも「気づき」をテーマに話そうと思っています。
夜でも車通りの多いデンパサールの市街地
夜も営業しているドリアンの行商。新鮮なのか、これほど積まれていても臭いとは感じない。
綺麗に整備された車道とは異なり、歩道にはこうした穴も多い。
(井上)
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