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【Fab12レポート】未来を創造する 〜その1〜

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こんにちは、FabLab Shibuyaの井上です。
 
昨年のボストンに続き、年に1度の世界ファブラボ会議の季節がやってきました。
今年はMaker Faire Tokyo 2016への参加と重なり、井上は少し遅れて合流する形になりました。これまで何度かこうした渡航レポートを書いてきましたが、今回体験した諸要素は互いに関係し合うものが多かったため、日別ではなく1本のレポートをいくつかに分けてお送りします。
 


 
今年の世界ファブラボ会議(Fab12)は中国・深センで開催されました。テーマは「Fabricating the Future=未来を創造する」。このテーマにリンクするように、今回のカンファレンスでは「FabLab 2.0」という言葉が盛んに聞かれました。FabLab 2.0を要約すると、既存の工作機械を使うだけでなく、それらをハックしたり、工作機械そのものを自ら制作するアプローチを指します。ものづくりのアプローチを今後どのようにアップデートさせるのか、世界の製造業の中枢とも言える深センで語られるにふさわしいテーマなんじゃないかと思います。
 
製造業に携わっている人から見れば、このFabLab 2.0というテーマは一見するとさして目新しいものとして映らないかもしれません。「治具」に代表されるように、目的に合わせて工作機械の挙動を替えたり、特定の目的に特化した工作機械を作ることは、既存の製造業では日常的に行われていることです。とはいえ、ここで語られているハックや新しい工作機械は、オープンソースとして次のユーザーも想定して作られている点において、既存の製造業のものとは異なるアプローチが含まれています。代表的な例として、Nadya Peekが中心となって進めているMachines that makeなどが紹介されました。

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制作環境そのものの制作というFabLab 2.0のコンセプトですが、その基幹はむしろその後に続く3.0、4.0への繋がりを念頭に考察した時に真意が見えてくると感じました。4日目のFab Symposium冒頭のNeil Gershenfeldによる基調講演によれば、FabLab1.0〜4.0は次のように定義されています。
 

  • FabLab 1.0:既存の工作機械を使ったものづくりを行うFabLab
  • FabLab 2.0:工作機械をハックしたり、工作機械そのものから作り、それらを活かすFabLab
  • FabLab 3.0:FabLabによって作られた新しい工作機械によって構成された新しい形のFabLab
  • FabLab 4.0:自己増殖・自己生成する機械や素材によるものづくりを行うFabLab

 
重要なのは1.0から4.0までが段階的に更新されていくものではなく、2.0以降のレイヤーはそれぞれ同時進行的に進めていくものであるということです。この取り組みは既存の工作機械をラボから淘汰していくということではなく、またおそらくは各FabLabのレベルを表すものとも異なります。各レイヤーに掲げられた目標に向けて、それぞれのラボがそれぞれのアプローチで達成を目指す「共同指針」のイメージで語られているように感じました。これらの数字はFabLabのレベルというよりは、目標の達成難易度として見た方がわかりやすいかもしれません。
 
こうした背景で、特に最後の「FabLab 4.0」を最高到達点として見たときに、現在FabLabがバイオに力を入れている理由や、今回のカンファレンスで発表されたFab Academyの新しいカリキュラム、FabCity構想にも繋がってくることが見えてきます。要約すると今回のカンファレンスを通じて、FabLabは今後よりプラクティカルな形で「循環型社会の構築」を目指す、という宣言をしたと言えるでしょう。

<続く>

文・井上恵介

2016-08-16 | Posted in blog, Events, ReportNo Comments » 

 

【Report】Nerdy Derby 2016


メイカーフェア東京2016の特別企画、”Nerdy Derby“。ニューヨークで生まれたこの「ダービー」は、Makeな心を大いにくすぐるプログラムです。

ニューヨークから「ルール無用」のミニチュアカーレース大会がやってきました。ワッシャーをタイヤにしたミニチュアカーを自由に作って、長さ50フィート(15メートル)、高さ7フィート(2.1メートル)のコースを走らせて競います。テストコースや本番コースでうまくいかなくても、すぐに工房で改良してまたトライ! 4つのMaker Faire Tokyo オリジナルコースも登場します。
MFT2016オフィシャルサイトより)

用意されたコースは、それぞれ特徴を持っています。その特徴をつかみながら、それぞれを攻略する車体をつくります。おもりを付けたり、車輪の幅をひろげたり、考えるよりもまずやってみる!が推奨されるプログラムです。

ファブラボ渋谷では、本企画の設計から制作、当日オペレーションを担当しています。
コースの制作には、カインズ工房のShopBotを活用しました。大盤加工のできるCNCルーターがあることで、ダイナミックな制作が可能になります。

Nerdy Derbyの紹介ビデオ(6分)

全参加者600組のうち、クリアできたのは数名だったLargeHill。難関のこのコースを完走した映像が、奇跡的に撮影されていました。

Camera by NAKAKIMURA, Toshiomi

なお、このプログラムは、GitHubでも公開されています。世界中で開催されていて、東京のように「ご当地コース」が設けられることもあるようです。なお当日は、NYからNerdyDerbyチームも来日し、本場さながらの進行をしていただきました。

Nerdy Derby Inc.
http://nerdyderby.com

企画協力
株式会社カインズ/学研/株式会社タミヤ

制作協力
IidaWorks

2016-08-10 | Posted in blog, Project, ReportNo Comments » 

 

経済産業省「子どもデー」に出展しました。

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2016年7月27日、28日に開催された、経済産業省「子どもデー」に出展しました。
このイベントは、夏休み期間中の幼児や、小・中学生のみなさんが、実際に見たり、触ったり、作ったりしながら、経済産業省について学ぶイベントとのことです。ファブラボ渋谷は2014年、2015年に続き3度目の出展です。今年は、ソルベントインクプリンタ(MIMAKI)を使った、「オリジナルバッグづくり」と「3Dプリンタ(MakerBot)デモンストレーション」を実施しました。

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両日共に100名限定のプログラムとしていましたが、開場から30分で、1日分の座席が埋まる盛況ぶり。会期中子どもデーへは4,000人もの来場があったようです。

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これが、ミマキのソルベントインクプリンタ。セットされたヒートプレス用のシートにフルカラー印刷をし、データの通りにカットをします。カットの様子は、ペーパーカッターと同じです。

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環境エネルギー庁の省エネ応援キャラクター(24種!)から、お気に入りのキャラクターを選び、トートバックに貼り付けます。なお、キャラクターの詳細はこちら。ページ下部にある「省エネキャラクター紹介」をご覧下さい。

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2016-08-03 | Posted in Events, ReportNo Comments » 

 

経産省「子どもデー2016」出展します

DSC05286-2(写真:去年の様子)

経済産業省で開催される「子どもデー2016」にて、「作る」プログラムを出展します。今年のプログラムでは、オリジナルバッグをつくれます。資源エネルギー庁からうまれた省エネキャラクターからお気に入りを選んで、かわいいバッグにアレンジ!どれもかわいらしいキャラクターです。

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ちなみにこれは「ぱそコン」というキャラクター。
どのキャラクターも、シャレが効いてて、かわおもしろい!

期間中、機材を会場に持ち込み、仮設工房を作ります。このプログラムでは「ソルベントインクジェットプリンター」と「ヒートプレス」というテクノロジーを体験できます。デジタルデータをフルカラー印刷し、布素材に貼り付けることができるツールセットです。親子の夏休み自由工作のひとネタとして、ぜひ遊びに来て下さい。3Dプリンタ(MakerBot)のデモンストレーションも用意しています。

会場 経済産業省 別館1階
日にち 7月27日(水)、28日(木)
時間 10:00 – 16:00(15:30最終受付)
定員 各日90組
参加費 無料

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2016-07-25 | Posted in blog, EventsNo Comments » 

 

今年で3回目! LOFT & Fab Award 2016

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「LOFT & Fab Award 2016」のエントリーが今年も始まりました。
第3回目となる今年のアワードの募集テーマは「暮らしのひらめきをカタチに。」です。

日常のちょっとした瞬間や場所で役立つ、デジタル加工技術を活用した生活雑貨を募集します。
デジタル加工技術は、みなさんのちょっとしたひらめきや思いつきをすぐにカタチにすることができます。暮らしのなかで感じた小さな気づきをカタチにした作品を応募してみませんか?

一次審査通過者は、デジタル加工工房&Fab(渋谷、梅田)とファブラボ渋谷が制作をサポートをします!(サポート拠点、順次追加します)

また、若手クリエイターのアイデアを発掘するため、応募資格は25歳以下、全国4カ所のロフトラボにて、3Dプリンターの使い方(データの作り方)をレクチャーするキャラバンを実施するなど新しい試みを用意しています。

賞品は3Dプリンター「MakerBot Replicator Mini」など、ひらめきをカタチにできるアイテムです!
この夏は、キャラバンに参加してアワードに挑戦してみてください!
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2016-07-21 | Posted in blog, Events, ProjectNo Comments » 

 

ロンドンのファブラボから vol.2

先日の「ロンドンのファブラボから」に引き続き、ロンドンにいる眞悠子さんから便りが届きました!
ロンドンのファブラボの日常が見えてきます。お楽しみ下さい。

前回:http://www.fablabshibuya.org/archives/4494

こんにちは。少し間があいてしまいましたが、あれからファブラボロンドンでの出来事をお伝えしたいなと思います。

あれからファブラボロンドンは新しいインターン生が数人加わり今日もファブラボロンドンは賑やかです。その新インターン生の一人であるRubyさんが何を作っていたのか聞いてみました。001 002
Designed by Ruby Child

Rubyさんは以前ロンドン芸術大学のセントラルセントマーチンズでテキスタイルを学んでいたようで、デジタルのパターンからインスピレーションを受け、レーザーカッターを使ってパズルを作っていました。しかし、Rubyさんは途中で路線変更をして数学を学ぶと決め、今では3Dプリンターを直したりプログラミングをするエンジニアです。
完成した模様が可愛いパターンになるなんて、インスターレーションにもなるし、これから完成に向けてどんな模様になるか楽しみですよね。この木のパズルに色んな色を加えたらきっともっとワクワクするパズルが出来上がる気がします。Rubyさんの木のパズルの完成が楽しみです。

ファブラボロンドンではいつも誰かが3Dプリンターやレーザーカッターを使ってものづくりをしています。インターン生はもちろん、オンラインで予約して来るアーティストさん達や、ファブラボのスタッフさん達が毎日何かをつくっています。そんなラボは、作品があふれかえっています。そんな様子を、少しだけ紹介したいなと思います。

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(ファブラボロンドンの入り口)

まずファブラボに入ったら真っ先にこのでっかいスクリーンと、その上にあるここで作られた作品達に迎えられます。入った瞬間から、ものづくりへのパッションが伝わって来ます。

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(皆がつくったもの)

そしてもう少し中へと進むとソファーがあり、面接や時にはお昼ご飯を食べる場所として使われます。そんな場所にも、これまでのスタッフさんやインターン生が制作した作品が溢れかえっています。すべての作品を一枚の写真におさめる事が出来なかったので、ごく一部を撮影して来ました。写真に写っている「雲と虹」はHannahさんが、ファブラボに就職した日に、記念にと3Dプリンターでつくっていました。
特に雲のモクモクがよく再現されていますよね。

そんなHannahさんが、今日も3Dプリンターで何かをプリントしていました。

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2016-06-28 | Posted in blog, ReportNo Comments » 

 

ロンドンのファブラボから

昨年、ファブラボ・ベータ・馬車道や、ファブラボ渋谷に通っていたFABフレンドが、現在ロンドンに留学中です。ロンドンでは、学業の傍ら、ファブラボインターンとして活動しているようです。そんな彼女から、近況報告が届きました!お楽しみください。

 こんにちは。今、ロンドン芸術大学に通っている山本眞悠子です。もう五月なのでロンドンも段々気候も暖かくなって来ていて、晴れの日が多くなって来ていますが、まだ少し肌寒いです。

 そんな気候の変化が多いロンドンにも、バンクと言う地域に3年前にファブラボが出来上がりました。(FabLabLondon:http://www.fablablondon.org)ロンドンのファブラボは一言で言うと、”テクノロジーのオタクの集まり”です。人数は全員合わせて10人位で、1人1人違う分野の”オタク”です。1人はロボットを作る事に夢中で、いつもロボットを片手にしています。1人は3Dプリンターに夢中で、いつも関連する研究をしています。1人はプログラミングに夢中で、常にパソコンでコードを打ち込んでいます。テクノロジーだけではなくボードゲームを作っている人もいます。こういった人達が1箇所に集まると、面白い事に、みんな1人1人アイディアや知識をシェアしながら1つのプロジェクトが進められていきます。

 例えば、ロボットに詳しい人とプログラミングに詳しい人達が組むと、ロボットを2人で作りそこからビジネスが始まります。1人はロボットの組み立てる方に技術があり、もう1人はプログラミングに詳しい人です。こういう風にバランスが取れると、2人でロボットを作りビジネスに繋がるのです。彼らのプロジェクトは、1つのロボットをデザインし、それをインターネット上で人々と共有し、みんながカスタマイズできるようにすると言うプロジェクトです。

何故こんなプロジェクトを始めようかと思ったのか気になったので、2人に聞いてみました。

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(Left: Joshua Elijah | Right: Jack Reeve)

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2016-06-09 | Posted in blog, ReportNo Comments » 

 

3Dプリントスタジオが誕生!!

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この度、ファブラボ渋谷の工房スペースの離れに「3D PRINT STUDIO」がオープンしました。コンセプトは、「3Dプリンティングテクノロジーの実験室」。3Dプリントがもっと身近になった未来を描きながら、さまざまな実験を進めていくことを目的としたスペースです。3Dプリンティングテクノロジーを「知る/探る/試す」に取り組むことができます。この場所は、3Dプリンティングに特化した、ファブラボ施設です。今後、さまざまな公開型プログラムを展開していきます。

▼特設ページはこちらです
http://www.fablabshibuya.org/3dp

▼設置機材
Stratasys Objet260 connex2
Stratasys Objet24
MakerBot Replicator 5th
MakerBot Replicator 2X

▼Collaborative Company
Stratasys Japan
MakerBot Japan
(パートナー企業を募集しています!)

▼その他
本件に関するお問い合わせ先:info[at]fablabshibuya.org([at]の部分を@へ変換下さい)

2016-05-31 | Posted in blog, ProjectNo Comments » 

 

一緒に働くメンバーを…

探しています!

FabLab Shibuyaのメンバーとして、各関連拠点で働く方を。

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こんにちは、FabLab Shibuyaの山本です。今回は求人している各関連拠点を紹介しながらお送りします。

まずはデジタル加工工房&Fabです。

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私は、&Fab渋谷の初代店長をしていました。(現在の店長は、写真のマツダ)2013年11月に始めた&Fabがきっかけで、年間2000人超の利用者さんと会うことができました。今でもたまに店舗スタッフとして働くと、ダイレクトに胸にささりますよ、利用者さんの笑顔が!嬉しいですよね、人が喜んでいる姿を見るのは。

普段、ものづくりなんてしない(おそらく&Fabで加工しているときも、ものづくりしていると思っていない)方々が、こういうものを作りたいんだ〜と言ってカウンターに相談に来られる場所が365日年中無休でやっているなんて、3年前の私には想像もつきませんでした。2015年12月には梅田に2号店がオープンして「デジタルファブリケーションカルチャー」が関西エリアにも広がっています。

はい!そんなわけで求人情報!

話しながら手を動かす仕事です。雑貨が好きな方、人とお話しするのが好き!一緒にものづくりをするのが好き!な方、リンク先からお問い合わせください。

 

次は、湘南ラウンジ-FabSpace-です。

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商業施設のなかで「FabSpace」と「FabLab Fujisawa」という2つの顔をもつユニークな場所が、ものづくりでつながるコミュニティを作り上げています。&Fabとの違いは、毎週水曜日に「ファブラボ」になるということ。カスタマイズの域を超えて、自由にものづくりを楽しむことができます。この日は、スタッフとお客様という関係ではなくて、みんなが作る人になります。わかる人が困っている人に教えることが自然と行われていて、超・フラットな関係なんですよ。

T-SITEで購入した商品をカスタマイズする他、木材やアクリルなど素材を販売しているのでそれらを使って0からものづくりすることもできます。設置機材を使ってスタッフが作ったアイテムをガチャで楽しむこともできます。ワークショップや月替りのキャンペーンなどのコンテンツづくりもスタッフの仕事。接客以外にも企画力が求められる拠点です。我こそは!と思った方は、はい!求人情報ページへ!疑問・質問はメールでお問い合わせください。

 

最後に、クリエイティブラウンジです。

&FabやFabSpaceと違い、企業内のスペースです。どの拠点よりも機材の数が多く、プロダクトの企画・開発がされる現場の雰囲気です。様々な方々が様々な目的で利用されるので常に刺激的な情報が入ってくる場所とも言えます。スタッフは、目的に合わせて機材の講習会を開いたり、実施されるイベントが円滑に進むよう縁の下の力持ちとなって利用者を支えるのが仕事です。機材を使えるだけでなく「使いこなせる」レベルまで機材と仲良くなれる方が向いていると思います。そして作ることが大好き!な人こそ、活躍できる拠点です。

私のことかな?と思った方は、はい!求人情報ページを今すぐクリック!勤務条件など相談できますのでお気軽にメールください。

 

いかがでしょうか。

それぞれ立地も雰囲気も業務内容も異なりますので、ここだ!という拠点があればいつでもご連絡ください。詳細な求人情報はリンク先から確認ください。

ご応募お待ちしております!

(山本)

 

 

 

2016-05-17 | Posted in blog, JobsNo Comments » 

 

【Day5】旅を終えて

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こんにちは、FabLabShibuyaの井上です。
短い滞在でしたが、TEDxDiliの登壇を軸とした全旅程が終わりました。海外経験は人並み以上にある方だと思いますが、東ティモールのように16年前に独立したばかりの途上国は初めてだったりします。当時ニュース越しに伝わってきた紛争や、渡航経験のある友人から伝え聞く様子程度のイメージしかないままの渡航でした。蓋を開ければ、危険を感じることもなく、会う人皆がフレンドリーで、とても居心地の良いところでした。

もちろん、何も問題がないわけではない。
夕食を共にしたTEDxスタッフの中には、地元のギャングに殺されそうになった時の話を聞かされたり(そうしたギャングのほとんどは無職の若者)。昨日の夕方に降ったスコールによって所々冠水し、不衛生な水たまりの中で裸足ではしゃぐ子供達を大勢見たり。街中に公共のゴミ箱がほとんどないのでポイ捨てが多く、結果そのゴミが排水管を詰まらせていたり。短い滞在の間、こうも快適に過ごせたのは、招いてくれたGabrielaさんをはじめ多くの人のサポートがあればこそでした。

空港に着いてホテルへ向かう道中に見かけた学生さん
海で遊ぶ子供達
すれ違うホテルのスタッフさん
電気パーツ屋のおっちゃん

話してない人、挨拶程度の人、よく話した人と様々ですが、自然な笑顔がとても多いと感じました。それこそ、東京とは比べられないくらいに。ありきたりですが、「豊かさ」とは何か改めて考えさせられます。現地の人が羨むような道具や技術を持ってきても、否応なく感じてしまう眩しい「何か」。極論、「豊かさ」はモノではなく人に宿るものなんでしょう。

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一方で、彼らには僕が持ち込んだ道具や技術、知識や経験がことさら眩しく見えたようです。未知のものに対する好奇心が強く、いい意味でとても貪欲に人の話を聞いてくれる。正直、日本では経験したことのない食いつき方。身の回りに溢れる様々な問題を、何かしら解決できるかもしれない。そんな期待を込めて、頭をフル回転させながら質問してくる。そんなモチベーションで来られたら、こっちも知ってること全開でトリガーハッピーですよ。

もう一つ、現地のJICAの方とお話ししてて、

「日本人って言うと皆親切にしてくれる」

という言葉。
東ティモールに限ったことではないでしょうが、先達が築いた良き「日本人」のイメージ。これも一つの繋いでいくべき「豊かさ」なのだと思います。

正直なところ、個人的には「途上国支援」という活動にあまり興味がありませんでした。渡航を終えた今も、そこのところは大して変わっていないと思います。ただ、今回知り合ったような人たちと共に、自分たちも充足するような活動を通じて、結果としてそれが支援になるならそれでいい。
目的ではなく、あくまで結果として。

それについては、とても前向きになれる旅になりました。

(井上)

2016-03-08 | Posted in blog, ReportNo Comments » 

 

【Day4】Timor-Leste珍道中

こんにちは、FabLabShibuyaの井上です。TEDxDili本番を終えて気持ちもリラックスしたところで、今日は1日東ティモールを見て回ります。

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昨夜10時頃に滝のようなスコールを体験するも、今日も快晴。ホテル下のカフェでMarfimさんと合流し、海岸沿いを東へ。

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今回の渡航でようやく海を真近に見ました。

めざすは、Marfimさん曰く「東ティモールのブラジル」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにそれ?

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2016-03-07 | Posted in blog, ReportNo Comments » 

 

【Day3】TEDxDiliを終えて

こんにちは、FabLabShibuyaの井上です。長くて短い1日が終わりました。感想等はこのレポートシリーズの最後にまとめるので、今日のレポートは概ね淡々と進めます。

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リード・オーガナイザーのGabrielaさんの挨拶から始まったTEDxDili。会場はほぼ満席で、様々な人種・バックグラウンドの方々が来場しました。

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会場の外にはMakerBot Replicator Miniの他、FabLabShibuya・FabLabFujisawaのユーザーさんからお借りしたサンプルも並べ、初めて3Dプリンターを目にする現地の方々の耳目を集めました。
(Very Special Thanks to MakerBot、近藤さん、KISEさん!!)
プレゼン前から喉が潰されるんじゃないかという勢いで、色々な方が質問してきます。

「この3Dプリンターはいくらなんだ?」
「材料はどうなってるんだ?」
「これぐらいのものをプリントしたらどれくらい時間がかかるんだ?」
などなど

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(Photo taken by Marfim Guimaraes)

日本人の方が運営されている、M3という現地のラジオ局の取材も受けました。

会場全体がアップリフティングな雰囲気に包まれる中、プレゼンテーションは進んでいきます。午前中のFirst Sessionでは4組のプレゼンターが登壇しました。
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2016-03-06 | Posted in blog, ReportNo Comments » 

 

【Day2】はじめての東ティモール

こんにちは、井上です。デンパサールを経由し、ようやく目的地の東ティモールに着きました。季節上では雨季とのことですが、快晴です。

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今まで乗り降りした中でおそらく最も小さな国際空港。出口で待っていた送迎の方に送られること10数分、TEDxDiliの会場すぐ隣のホテルに着きました。ちなみに会場は最近できたばかりのシネコンで、屋外にも大きなバナーが掲げられていました。

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今回のTEDxDiliに招いてくれたリード・オーガナイザーのGabrielaさん(Gabi)と合流。昼食を共にしながら、他の登壇者の方々ともご挨拶しました。

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2016-03-05 | Posted in blog, ReportNo Comments » 

 

【Day1】TEDxDiliに向けて

こんにちは、FabLabShibuyaの井上です。
昨年夏のFab11(アメリカ)参加、秋にはDoittでの講演(台湾)と、海外を周ることが増えてきました。今回はTEDxDiliに参加するため、東ティモールへ。

さて、おそらく多くの日本の方と同様、東ティモールといってもなかなかイメージがわきません。
10年ほど前にニュースで、独立後の混乱の様子をニュース越しに見た記憶があるくらいです。

今回はそんな東ティモールの中心地、ディリで開催される「TEDxDili」の席で、3Dプリンターとイノベーションについて語ってほしいということでやってきました。現地の方々で3Dプリンターを見たことがある人はほとんどいないそうで、そうした新しい技術を使うことで、新しいものづくりのアプローチを伝えるのが今回のミッションだと捉えています。

とはいいつつも、トランジットで滞在したデンパサール(バリ島)の夜を歩いて改めて認識しましたが、生活様式が全く異なる相手に伝わる言葉とはどんなものなのか考えます。3Dプリンターについては普段から当たり前のように使っているし、その背景や効果について語ることはできます。そうした僕という日本人にとっての日常をトップダウン的に伝えることには違和感を感じるし、どうすれば「遠い世界の出来事」としてではなく、新しい「気づき」として捉えてもらえるか。

というわけで、今回の講演では3Dプリンターやイノベーションを軸としながらも「気づき」をテーマに話そうと思っています。

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夜でも車通りの多いデンパサールの市街地

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夜も営業しているドリアンの行商。新鮮なのか、これほど積まれていても臭いとは感じない。

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綺麗に整備された車道とは異なり、歩道にはこうした穴も多い。

(井上)

2016-03-04 | Posted in blog, ReportNo Comments » 

 

刺繍ラペルピンが発売になりました!(馬車道)

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海上での船同士の交信に使われている信号旗(シグナルフラッグ)をご存知ですか?
白、赤、黄、青、黒の5色の組み合わせで作られるシンプルな形の旗。一見すると国旗のようにもみえます。海や船にゆかりのない方でも、ジブリ映画「コクリコ坂から」は見たことあるでしょうか。映画のポスターで主人公があげている旗が、それです。
旗は1枚1枚にアルファベット1文字が当てはまり、また1枚ずつに意味があり、2枚以上の組み合わせで交信できるメッセージが変わります。

そんなシグナルフラッグのデザインをピンズとして発売している株式会社エクスポートさんとコラボレーションして、2016年2月に、ファブラボ・ベータ・馬車道(以下、FLB)の業務用刺繍ミシンから「刺繍ラペルピン」が生まれました。
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2016-03-04 | Posted in blog, ProductNo Comments » 

 

TEDxDili へ登壇します

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東ティモールの首都Diliで開かれる「TEDxDili」に井上が登壇します。2015年にも開催された本イベントの第2弾。今年のテーマは「Movement」とのこと。
さまざまな分野のSpeakersに混じりながら、3D Printing and Innovations-Creative Essence of using New Technology- と題して、スピーク予定です。
イベント日時:2016年3月5日(土)

TEDxDiliの紹介ムービーをご紹介!
東ティモールの街並みや伝統産業”タイス織り”の風景が印象的です。

また会場では、3Dプリンターの紹介コーナーも準備しています。MakerBot Miniを使いながら、プリントデモンストレーションを行います。

オフィシャルWEBサイト:http://www.tedxdili.com/
Speakers紹介:http://www.tedxdili.com/speakers/2016/

Special thanks:株式会社ストラタシス・ジャパン

(梅澤)

2016-03-04 | Posted in blog, EventsNo Comments » 

 

技術とアイディアのコラボ 横浜ブランド「texi」

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ファブラボ渋谷は、横浜市で推進されている『技術とアイディアのコラボ 横浜ブランド「texi」』プロジェクトに参画しています。

横浜市では創造的産業振興モデル事業として、横浜市内の企業の持つ技術力とアイデアを掛け合わせ、新規のプロダクト開発を推進するプロジェクトを進めています。「texi」という名前の付けられた、この地域ブランド。技術とアイデアを融合させ、新しいものや価値をうみだす事をめざしています。”technique x idea”の意を込めて、そのブランド名が付けられました。

この取組みでは、高い技術力を有する市内の中小企業とクリエーターのコラボレーションを専門家チームがコーディネートし、ビジネスプランの提案から、商品開発のアドバイス、販路開拓の機会提供まで一貫してサポートしています。販路開拓をめざし、世界最大級の雑貨等の国際見本市「アンビエンテ」に出展します。また、市内外へのPR を行っていくため、YCC ヨコハマ創造都市センターにショールームが開設されました。なお、この建物には、デジタルファブリケーション協会が企画をするファブラボ・ベータ・馬車道が設けられています。

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2016-02-08 | Posted in blog, Product, ProjectNo Comments » 

 

コペルニクテクノロジー研究会trial#3 参加者募集

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コペルニクテクノロジー研究会の第3回を開催します。
殻割り器シリーズの3回目。第2回の宿題を基に、殻割り器の改良を続けます。

この研究会は、関心のある方々に自由に参加いただく仕組みになっています。放課後の活動のように、興味事への没頭の時間になれば幸いです。これまでの研究会の様子は、リンク先をご参照ください。

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trial#2

参加費:無料
会場:おおたFab
※今回は、ファブラボ渋谷ではありません。ご注意ください。

参加を希望される方は、FBのイベントページにて「参加」をクリックか、info[at]fablabshibuya.org までメールをお願いします。
※メールの際は、[at]を@に変換してください。

FBイベントページ:https://www.facebook.com/events/230389210627455/

タイトル:コペルニク研究会申し込み
本文:お名前、年齢、ご連絡先メールアドレス、ご職業

2016-02-08 | Posted in blog, EventsNo Comments » 

 

Fusion 360 Meetup Vol.03に行ってきました

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こんにちは、FabLabShibuyaのFabマスターの井上です。

1/29(金)オートデスク本社で開催された「Fusion 360 Meetup Vol.03」にお邪魔してきました。3回目を迎えるこのMeetupですが、今回初めての参加になります。会場には多くの方が詰めかけ、その全員が何かしらの形でFusion 360を使われているようでした。

Meetupは概ね下記のような構成で進行されました。

  • ルイス・グレスパン氏(オートデスク株式会社代表取締役社長)による基調講演
  • Fusion 360の最新アップデート情報の紹介
  • コミュニティフォーラム機能の紹介
  • CAE機能の紹介
  • Fusion 360ユーザーによる事例紹介

ルイス・グレスパン氏による基調講演では、Fusion 360が現在果たしている役割と可能性、ならびに今後の展望などについて話されました。医療などのミクロな分野から、建築や土木といった大規模な分野まで、CADオペレーションはますます欠かせないプロセスになってきています。Withinなどの事例にも見られるように、求める条件を入力してコンピューターに委ねることで、複雑な設計プロセスを効率的に行う手法(ジェネラティブ・デザイン)も徐々に実用レベルになってきています。Fusion 360は学生や個人、小規模事業者が無料で使えるCADソフトとして着々と認知を広げていますが、そうしたハイエンドCADソフトに勝るとも劣らない様々な機能を今後も実装していくとのことです。ちなみにFusion 360のユーザー数はアメリカが圧倒的に多く、2位以下はほぼ横ばいだったとのことですが、ここ数ヶ月で日本が頭一つ抜けた状態となり、ユーザー数としては世界2位になったとのことです。

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2016-02-03 | Posted in blog, Events, ReportNo Comments » 

 

ミマキ3Dプリンタを見学してきました。

最近うっすらと噂を耳にすることの多くなった「ミマキ」のフルカラー3Dプリンター。今回、貴重なお時間頂戴し、出力サンプルを見せていただく機会をいただきました。

ミマキと言ったらUVプリンターの馴染みが深い私たち。デジタル加工工房&Fabを始めとして、いくつかのスペースでミマキのUVプリンター用いたサービスを展開しています。ちなみに、ファブラボ渋谷にUVプリンターノウハウを仕込んでくれているのは、Happy Printersの皆さんですよ。今回は、Happy杉原さんと、いろいろとご縁のあるカブクの皆さんと一緒に、大崎にあるミマキショールームにお邪魔しました。他の機材にも心惹かれますが、今回は3Dプリンターに関してお話を伺います。

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さっそくサンプルを見せていただきます!テーブルいっぱいに造形物が広げられます。たくさんありがとうございます。

まずは、色表現。

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キレイな発色だと感じました!WEBサイトに書かれているフレーズを引用すると「世界初の1,000万色以上のフルカラー造形を実現」されたそうです。カラーデータ(テクスチャデータ)の作成方法は、パーツごとの色指定ではなく造形物に対してシームレスな色情報をあてる方法とのこと。テクスチャデータには、Adobe IllustratorやPhotoshopのデータをそのまま使うことができます。この辺り、UVプリンターなどで培われたミマキの技術が結集していることを感じさせます。

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2016-02-01 | Posted in blog, ReportNo Comments » 

 

コペルニクテクノロジー研究会 trial#2レポート

この会は、途上国向けテクノロジーと使用者と支援者をマッチングする「コペルニク」と、デジタル工作機械を中心とした地域工房「ファブラボ渋谷」が一緒になり、途上国向けテクノロジーの「改良/改善」をテーマに活動することを目的とした、ファブラボ渋谷の公開型プロジェクトです。

「カシューナッツ殻割り機」の改良をテーマにした研究会の第2回を実施しました。12月に行った第1回では、まずテクノロジーに触れ、課題を体感することを行いました。
※第1回の様子はこちら

前回を振り返りながら、各自の進捗共有をベースにして、研究会を進めていきます。
まず最初に、自宅でカシューナッツのスチームと乾燥を試した中村さんからその実験報告がありました。

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trial#1でコペルニク中村さん(参加者にも中村さんが居るので、以後コペルニク中村さんとします)から紹介された工程は、収穫したカシューナッツを天日で乾燥させ、殻割の工程に移るというものでした。インターネットでカシューナッツの加工を調べてみると、スチームしてから乾燥させ殻割をする方法も紹介されています。そこでスチームの行程を挟み乾燥を進めると、カシューナッツの殻にどのような変異が出てくるのか調べるため、同条件に近いスチームを試しました。
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2016-01-28 | Posted in blog, ProjectNo Comments » 

 

コペルニクテクノロジー研究会レポートとtrial#2のご案内

12月15日に開かれた、コペルニクテクノロジー研究会 trial#1
この会は、途上国向けテクノロジーと使用者と支援者をマッチングする「コペルニク」と、デジタル工作機械を中心とした地域工房「ファブラボ渋谷」が一緒になり、途上国向けテクノロジーの「改良/改善」をテーマに活動することを目的とした、ファブラボ渋谷の公開型プロジェクトです。

第1回となるこの日は、コペルニクより中村さんと天花寺さんにお越しいただき、テーマとした「カシューナッツ殻割り機」について、基本的な使い方の紹介、気付く課題、現地からの改善要望などをダウンロードいただきました。

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要点
・カシューナッツはあまり四季に関係なく栽培されており、それらをマーケットで売りながら収入源のひとつとしている
・殻を割って実の状態として販売することで付加価値となり、殻付きよりも高値で販売される
・その為、殻を割る為の機械がつくられ、いくつかの農家で導入している
・ただ、効率がいいと言われている機械は高価であり、安価なものは生産性と安全性が不安定である

生産性と安全性を向上させ、且つ、比較的安価なものがつくられることで、殻割り機を使える農家が増えその結果所得向上に繋がると仮説を置きました。

その後、実際に使われている実機を持ち込んでいただき、殻割り作業を体験。中村さんより話されたそれぞれの課題を体感します。

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2016-01-18 | Posted in blog, ProjectNo Comments » 

 

コペルニクテクノロジー研究会 trial#1

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途上国向けテクノロジーと使用者と支援者をマッチングする「コペルニク」と、デジタル工作機械を中心とした地域工房「ファブラボ渋谷」がタッグを組み、途上国向けテクノロジーの「改良/解決」をテーマにした研究会を始めます。

コペルニクが途上国の現場で活動を行う際に、その社会課題解決に相応しいテクノロジーが見つからない、またはあったとしても品質やデザイン上の問題から使用に適さない場合があります。そこで、既存のテクノロジーを理解し、その改良/解決策をプロトタイピングします。この研究会で出てきたアイディアは、できる限り現地で実証し、課題の解決を目標にしています。

初回は、「カシューナッツ殻割り機」。
15日の研究会では実機を実演しながら、コペルニク代表中村俊裕さんより課題のダウンロードをいただきます。
ダウンロードされる課題を基に、ファブラボ渋谷の環境を使いながら、改善策をプロトタイピングします。
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2015-12-04 | Posted in blog, ProjectNo Comments » 

 

DOIT Taiwan台湾滞在レポート

こんにちは、FabLabShibuyaのFabマスターの井上です。

今回は、先日井上がスピーカーとして登壇した「DOIT Taiwan」のイベントを中心に、台湾滞在レポートをお送りします。

DOIT Taiwan
会期:2015/11/14 ~ 15
会場:Taipei New Horizon 6F
https://taiwan-doit.com/

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一昨年から開催されている「DOIT Taiwan」は、スタートアップやイノベーションをテーマに各分野で活躍している人が登壇し、それぞれのテーマに沿ったプレゼンテーションを行うイベントです。地元台湾の方だけでなく、香港や韓国、ヨーロッパなどからもゲストスピーカーが招かれ、日本からも井上を含め何組かの方が登壇しました。錚々たる面々が登壇するなか、光栄にも「FabLab ShibuyaのEconomy systemについて是非話してほしい」ということで、他社とのコラボレーションから生まれた「&Fab」や「湘南ラウンジ –Fab Space-」、先日開催された「Autodesk Gallery Popup」の事例などを紹介させてもらいました。ものづくりを主体として活動しながらも、物が売りにくい現代において、我々の場合は「体験」を売ることをメインコンセプトにしている点をお話ししました。

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プレゼンテーション会場の外には、個人から企業まで、スタートアップから生まれた作品や製品が展示されていました。また、ワークショップやハッカソンなども行われていました。

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展示スペースにはFabLab Taipeiのブースもあり、2日目の夜には設立者のTedと夕食を共にしつつ、FabLab Taipeiを案内してもらいました。
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2015-12-04 | Posted in blog, EventsNo Comments » 

 

FabLab Shibuya 3周年を迎えました。

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2012年11月1日にスタートしたファブラボ渋谷は、3周年を迎えることが出来ました。

▼3年目のマンスリートピックスを振り返り
11月 第1回Loft&Fab Award 授賞式
12月 湘南ラウンジ-FabSpace-オープン(湘南T-SITE 1号館2F)
1月 BONSAI LAB プレゼンツ ファブラボ多拠点連動の3Dプリンタ組立ワークショップ開催
2月 仕込みの時期
3月 デジタル加工工房&Fab 2,000組目をお迎え
4月 松田早絵が加入,CAINZ工房オープン(カインズ鶴ヶ島店)
5月 FabLab FUJISAWA運用スタート(湘南ラウンジ-FabSpace-の機能活用)
6月 人見愛子が加入,ファブラボ渋谷オープンラボ再始動
7月 FabLab β BASHAMICHI運用スタート(ヨコハマ創造都市センター YCC)
8月 ファブラボ世界会議(FAB11)出席、Maker Faire Tokyo 2015 お手伝い
9月 デジタル加工工房&Fab, 渋谷ロフト本館へ移転,CAINZ工房グッドデザイン賞受賞
10月 Autodesk Gallery Pop-Up お手伝い

 3年前は(ほぼ)3人で活動していた組織ですが、4月には松田、6月には人見を迎え入れることが出来、現在は23人(アルバイトスタッフ含む)の組織となりました。意識を共有できるスタッフが増えることで、思考が深まることを感じています。とても心強いです。また、6月に「アプライ制」へと運営方法を更新したオープンラボ手法も、少しずつ浸透し始めています。
 「ファブラボ」というものは、関われば関わるほど、難しいものと痛感します。日本での持続的活動とは、どのような意識や運用が適しているのでしょう。日々悩み、試し、悩み、試しを繰り返しています。ファブラボ渋谷では、「一般社団法人デジタルファブリケーション協会」という法人をつくることで、その持続可能性を探り続けています。
渋谷の活動テーマは「既存の社会の中に、当たり前のようにファブラボ理念のある社会をつくる」です。(簡単に言うと、「つくる人が当たり前につくる社会」です)
4年目の活動も見守っていただければ幸いです。

世の中の流れに乗り、Wantedlyで求人をかけています。告知のご協力及び、私こそは!という方のご応募をお待ちしています。
https://www.wantedly.com/companies/fls/projects

またこの機会に、About usのメンバー紹介を更新しました。
http://www.fablabshibuya.org/about-us

▼Special Thanks,
FabLab Japan Network, co-lab, Happy Printers, オートデスク, Stratasys Japan, trotec laser japan, ミマキ・エンジニアリング, ソリッドワークス・ジャパン, ヨコハマシステムズ, グラフテック, ブラザー工業, ロフト, 良品計画, 東急ハンズ, ソニー, カインズ, カルチュア・コンビニエンス・クラブ, あしたのコミュニティーラボ, BONSAI LAB,古屋和臣,silo, co-lab渋谷アトリエの皆さま, FabLab Shibuya に集うFabberの皆さま, FabLab Shibuyaを支えてくださっている皆さま
※順不同

写真:古屋和臣
文:梅澤陽明

2015-11-05 | Posted in blog, ReportNo Comments » 

 

Autodesk Gallery Pop-UP ワークショップスケジュール

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表参道で開催中の、オートデスクギャラリーポップアップ。土日祝日に行われる、特別ワークショッププログラムを一覧にしています。
事前申し込みを受け付けております。既に満席のプログラムもいくつかございます、ご了承下さい。

この他にも平日は事前申し込み不要の、日替わりワークショップを用意しています。
会場で、オートデスクソリューションとデジタルファブリケーションを使ったワークショップをお楽しみ下さい!

日時/時間12:00-13:4514:00-15:4516:00-17:45
10/25 Sun.REVITST201412:00より連続Bear
10/31 Sat.LoboLoboLobo
11/1 Sat.REVITST2014REVITST2014Lobo
11/3 Tue.20151019215047_lecturer
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11/7 Sat.REVITST201412:00より連続Makerbot
11/8 Sun.ArtecPrintshopPrintshop

また、19時からは「Evening events」として、スペシャルイベントが企画されています。
こちらもWEBをご参照下さい。毎日がスペシャルです。

▼ワークショップ協力
ファブラボ浜松|take-space
ファブラボ太宰府
株式会社SUSUBOX
笠原友美(三笠商店)

▼関連リンク
オートデスクギャラリーポップアップ オフィシャルWEB

2015-10-24 | Posted in blog, EventsNo Comments » 

 

MakerBot購入で、フィラメントプレゼント

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渋谷ロフト6Fで、メーカーボットの3Dプリンタを購入するとハロウィンカラーのフィラメントがついてくる!

10月31日までの期間中、MakerBot Replicatorシリーズをご購入の方を対象として、ハロウィンカラーのフィラメントを2本プレゼントします。

【期間】
〜2015年10月31日(土)

【対象商品】
・MakerBot Replicator 5th
・MakerBot Replicator Mini
・MakerBot Replicator 2X
・MakerBot Replicator Z18

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【フィラメント】
オレンジ:MP05787,Small True Orange PLA, .2 kg.
パープル:MP05788,Small True Purple PLA, .2 kg.
ブラック:MP05823,Small True Black PLA, .2 kg.

上記から、お好きな2色をお選びいただけます。
※MakerBot Replicator Miniの場合は、いずれか1色となります。

▼渋谷ロフト「MakerBotShop」について
9月30日の&Fabリ・オープンにあわせて、MakerBotプリンタ及び関連商品の店頭販売がスタートしました。
純正フィラメントも多種取り揃えております。店頭でのサンプル確認も出来ますので、3Dプリントライフにご活用下さい。

▼関連WEBサイト
MakerBot WEBサイト

2015-10-24 | Posted in blog, EventsNo Comments » 

 

“LOFT & Fab Award 2015″入選作品展示会のお知らせ

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LOFT & Fab Award 2015は、株式会社ロフトが主催のもと「暮らしに役立つ生活雑貨」をテーマに3種類のデジタル加工機によってつくり出される「雑貨」のデザインとアイデアと技術を競うアワードです。
10月23日から11月3日まで、入選作品を展示しています。

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展示期間 2015年10月23日(金)〜 11月3日(火・祝)
会場 渋谷ロフト 6F LOFT & Creation
時間 10:00 〜 21:00

11月3日(火・祝)は、授賞式とワークショップを開催します。

展示最終日の11月3日(火・祝)13:00〜、渋谷ロフト 6F LOFT & Creation にて、授賞式イベントを開催します。
授賞式後には参加無料の限定ワークショップも開催しますので、ぜひお立ち寄りください。

  • ワークショップ1
    3Dフィギュアスタジオ 撮影体験!
  • ワークショップ2
    PrintShop で3D プリントを体験しよう!
  • ワークショップ3
    ラッピングも自分でつくる!?テープクリエーターでリボンづくり体験!

それぞれの詳細や定員などはリンク先をご確認下さい。
http://loftandfab.com/work/

主催 株式会社ロフト
共催 株式会社カブク ファブラボ渋谷
運営 株式会社モーフィング

2015-10-23 | Posted in blog, EventsNo Comments » 

 

「The Future Of Making Things ~創造の未来~」開催

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23日より、オートデスクによる注目のイベント「The Future Of Making Things ~創造の未来~」がスタートします。”Autodesk Gallery Pop-up Tokyo は、デザイン・設計とエンジニアリングの未来を体験できるイベントです。”との言葉通り、会場には日本発上陸のプロダクトがいくつも並ぶようです。

会場2階には、特設デジタル工房が登場。オートデスクよりリリースされた3Dプリンタ「Ember」や、レーザーカッター、ミリングマシン、UVプリンターなどが並びます。
会期中には、これらの機材とオートデスクソリューションに触れることの出来るワークショップを開催しますファブラボ渋谷ではこの工房をバックアップ。会期中、ファブラボ渋谷スタッフが、来場者の工房作業をサポートします。
また、週末に行われる特別ワークショップには、ファブラボ浜松ファブラボ太宰府SUSUBOXの協力をいただき、それぞれのファブラボらしい、特色内容を用意しています。
皆さまのご来場を、お待ちしています。

▼「The Future Of Making Things ~創造の未来~」について
近年、新しい技術を利用した製造や建設、消費者の購買行動の変化、イノベーティブな製品を生むコラボレーション環境などが組み合わさって、何かを作る方法が全く新しい方向に転換している。これにより、世界の産業構造は著しい変化に直面している。こうした変化に率先して対応するために、同社は「The Future Of Making Things ~創造の未来~ 」という考え方のもと、最新技術を取り入れた幅広いアプリケーションとサービスを提供。ユーザーがこうした市場環境の変化にも対応できるように、将来必要になるデザインとワークフローを業界の先頭に立って提案してゆく。

▼ 開催概要
期間:10月23日(金) から 11月8日(日)まで
時間:一般公開:正午から午後6時まで、イブニングイベント:午後7時から(事前登録制)
場所:Ba-Tsu Art Gallery(約300平米、東京都渋谷区神宮前5-11-5)

▼関連リンク
「Gallery Pop-Up Tokyo」
http://www.autodesk.co.jp/campaigns/tokyo-pop-up-gallery

2015-10-21 | Posted in blog, EventsNo Comments » 

 

World of FAB -Fab11報告会 – 開催のお知らせ

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世界ファブラボ会議(=Fab11)に出席したFabLab SHIBUYAマスターの井上による、Fab11報告会を行います。Fab11だけでなく、TechshopやArtisan’s Asylumといったメイカースペースについてや、日本とアメリカのメイカームーブメントの雰囲気の違いなど、気になる海の向こうのトークとなる予定です。また、15日(火)の企画には MESH projectの萩原さんにも登壇いただきます。

どちらかの日程でご都合の合う日に、ぜひご参加ください!


日時:9月15日(火)18:00〜20:30
会場:品川クリエイティブラウンジ
参加:無料
予約:不要
スピーカー:井上恵介、萩原丈博(MESH project)、梅澤陽明

同時開催イベント:Touch&Try
クラウドファンディングサイト”First Flight”により毎週火曜日に製品及び試作機に触れるタッチ&トライイベント。9月15日の【Touch&Try】では『wena wrist』が初登場します。開発者によるデモンストレーションがこれが初となります!あわせてお楽しみ下さい。


日時:9月16日(水)19:00〜20:30
会場:ファブラボ藤沢
参加:無料
予約:不要
スピーカー:井上恵介、梅澤陽明
詳細はこちら

2015-09-14 | Posted in blog, EventsNo Comments »